monica’s BLCD

新旧BLCDの感想を書いていきます。不定期更新。

狂い鳴くのは僕の番

あけましておめでとうございます!

のんびり更新していきます!

よろしくお願いします!

 

狂い鳴くのは僕の番
原作・イラスト: 楔ケリ
キャスト: α(高羽慧介) 古川慎×白井悠介 (烏丸雅)Ω/β(鵜藤慎吾) 新垣樽助×白井悠介 /(飛永渉) 川原慶久白井悠介
発売日: 2017年06月14日

狂い鳴くのは僕の番;β 1
原作・イラスト: 楔ケリ
キャスト: β(鵜藤慎吾) 新垣樽助×小林裕介 (雀部澄斗)Ω/α(高羽慧介) 古川慎×白井悠介 (烏丸雅)Ω/ 中島ヨシキ (白取優雨)α
発売日: 2018年04月18日

狂い鳴くのは僕の番;β 2
原作・イラスト: 楔ケリ
キャスト: β(鵜藤慎吾) 新垣樽助×小林裕介 (雀部澄斗)Ω/α(高羽慧介) 古川慎×白井悠介 (烏丸雅)Ω/ 中島ヨシキ (白取優雨)α
発売日: 2019年04月24日

 

私、オメガバースはあんまり好きではなくてね。

何故かというと、BLに都合がいいというか、容易にエロに持っていくために捻り出された設定という感じがして。

Ωが憐れだなと思うようなお話が多いし、レイプも多いし、なんか嫌だなーと。

これもβ2が4月発売だったのにずっと聴いてませんでした。

いい加減に聴こうと思ってたのですが前のお話をすっかり忘れていたので、既存シリーズを最初から通して聴きました。

 

詳しいあらすじはレビューサイトを見てもらうとして、

狂い鳴くのは僕の番

『Ωを嫌悪するα 古川』×『体を駆使してαを屈服させるΩ 白井』

オメガバースに珍しく両方サラリーマンです。

一流企業に転職し、新天地へ希望を馳せるサラリーマンの高羽。だが入社早々、直属の上司である烏丸の秘密《人を惑わし、劣情を煽る特異体質》を知ることに。烏丸は自らの肉体を武器にキャリアの地位におさまっていたのだった…。今宵も股を開き、サカる男たちを受け入れる姿に嫌悪感を覚える高羽だったが、からかうように、烏丸の標的は高羽へ――?「番にしてくれんの?――同情で番になれんの?」

なんだかんだあって番になるわけですが。

白井さんはエロばっかCDによく出ておられる印象。実際そんなことないかもしれないけど同人CDでも何回か耳にしたのでそう思うのかな?

今回もなんせΩですから、身体を武器に仕事する人ですから、いろんな人と絡んでます。回数数えてないよ。

古川さんは転職してきて入社早々白井さんの部下になります。親のせいでΩのことが大嫌い。白井さんのことも大嫌い。だけど上司だから表面ではいい顔してるんですよね。その裏表ある役柄のセリフとモノローグの使い分けが巧いなと思った。

古川さんは全体的にお上手ですが、絡みが受でも攻でも獣っぽくなりますよね。息が。これは好みの問題なんですけど、がっついてるときはそれでもいいんですけどいつもいつも獣の息づかいは、ちょっとしつこいな〜と感じてしまう。

脇の新垣さんは白井さんの同僚。いつも通り飄々としてます。

FTで白井さんが「オメガ、アルファ、ガンマ…」とガチ間違いで大笑いされてたのが本編とギャップで楽しかった。

 

狂い鳴くのは僕の番;β 1

『Ωを守りたかったβ』×『βに裏切られたΩ』

お次は新垣×小林。

前作で白井さんの身体を慰めていた新垣β。白井Ωを大事に思っていたものの、Ωを幸せにできるのはβの自分ではなくαだ…と。横から新人の古川αに攫われたわけですが、その新垣βの部下として小林Ωが入社。今度こそ大事に守ってやろうとする新垣さん。小林さんは自分がΩであることを嫌い実力だけでのし上がろうとするのですが、会社の上層部は 枕営業で売上を上げていた白井さんが番を得たため、代わりに小林さんを取引先へ差し出す。

小林さんと新垣さんはお互いを憎からず思っていたけれども「あんたがαならよかったのに」と新垣βの劣等感を突いてきます。

 

抑制剤があまり効かない体質のΩ小林さん、すごく痛々しい。小林さんはお上手な方なのに出演作品にあまり恵まれてないなという印象だったけど、今回は様々な演技を聴かせてくれてよかった。苦しそうな時が大半だったけど。

しかし新入社員が課長にタメ口とかあり得ないわ〜。白井さん課長に面と向かって「あんたみたいな汚ねえΩ」なんて社会人としてどうなのと気になっちゃって!

新垣さんはいつも通りの飄々とした新垣さん 笑

 

狂い鳴くのは僕の番;β 2

『愛は罪と遠ざけるβ』 × 『恋を屠ったΩ』

思いっきり前回からの続きですが、今回のストーリーが一番面白かったかな!

小林Ωは新垣βに惹かれていくけれど、新垣βが優しくしてくれたのは、昔の白井Ωと自分を重ねて見ているから…と気づいてしまいます。性別など関係なく一人の人間として自分を見て欲しかった。小林さんはΩの苦しみからどうしても逃れたくて、取引先の社長中島αに頼み込み、番にしてもらう。

新垣βはβだからと白井Ωのときには諦めてたけれど小林Ωに対しては諦めたくても諦められない気持ちが勝ってくる。だけど小林Ωはもう中島αの番…新垣βに対して拒絶反応が起こってしまいます。

 

思い切り続いてます!原作未読だから続きが気になる!

 

中島ヨシキさんがね、いい声だわ。取引先の社長役で、怪しいぐらいいい人の役。多分怪しい人。何かあるね!いくらいい人だからって、知り合って少しの小林Ωをすんなり番にしてやるなんて怪しすぎるわ。

古川×白井も相変わらずいろんなところでヤっております。1作めでくっついたCPだからそんなに出なくてもよくない?って勢いでチョイチョイ挟んでくる。新垣×小林がなかなかくっつかないから(手助けはするw)古川×白井はお色気担当ですな。

 

脚本は知らない人だけど監修に原作者様のお名前があるし、音響監督も蜂谷さんだし特に文句もなく。

私が個人的にオメガバースが得意ではないというだけなので、好きな人はハマるシリーズではないかと思います。「かしこまりました、デスティニー」「レムナント」より切なさは勝ってると思う。オメガバースという世界観ではあるけども、舞台は現代だし会社員だし身近でわかりやすいと思います。

 

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